同じ時代に生きている多くの経営者の中で、著書を読み、そのお考え方を私の基本指針にしている方が「塚越寛様」(伊那食品工業会長)です。
塚越会長の著書にある「自分を律するための心得10か条」を拝見すると、自分自身が、今、そして今後進んでいくときに常に心得ておかなければならないことが見えるような気がします。

今回は、塚越会長の著書【幸せになる生き方、働き方】の中の10か条から以下の二つをご紹介します。

  • 変化し得る者だけが生き残れるという自然界の法則は、企業経営にも通じることを知り、すべてにバランスをとりながら常に変革すること。
  • 人間社会における企業の真の目的は、雇用機会を創ることにより、快適で豊かな社会を作ることであり、成長も利益もそのための手段であることを知ること。

実は、この事務所通信の平成24年新年号の矢島のひとことは「成長する者だけが生き残る」というテーマでした。
3年前に「変化し成長し続けなければ生き残れない」と書いておきながら、私はこの3年間、常に変革を心掛けていたのかと自問自答しています。
また、平成22年から、私の事務所で一緒に仕事するスタッフを雇用してきましたが、塚越会長のお考えのように雇用機会の創造を常に意識していたかというと、胸を張れるだけの自信はありません。

『新年早々、反省ばかりか・・・』と、御叱りを受けるかもしれませんが、一日でも早く顧みれば、反省は次への足掛かりになり、逆に同じ反省でも、遅くなれば後悔ばかりになりかねません。

今年は、【変革による飛躍】と【雇用機会の創造】をテーマに進みたいと思っています。